【第36回】合宿はどうなの?
高校生にもなると色んな部活が合宿をしますね。⚾️⚽️🏀🏐🎾🏃♂️🏏🚣♂️
ちなみに僕は高校時代、1度も合宿に行ったことがありませんでした。
合宿には憧れてはいましたが、そういった環境がなかったので物理的に無理でした。
ということで、合宿を経験してこなかった自分なりに合宿について改めて考え直すことにしてみました。
ですが、今でも合宿をしなかったことに後悔はありません。
ちゃんとタイムは伸びたからです。
それでは、始めましょう!!!!!
内容
- 合宿をするメリット
- 合宿をするデメリット
- 合宿の代替策
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1 合宿をするメリット
合宿のイメージはこんな感じでしょうか。
- 普段できない練習ができる
- 他校と合同練ができる
- チームの団結が深まる
- 1日通して練習ができる
ざっと4つあげてみました。
普段できない練習とは、例えば高地トレーニングやクロスカントリー、特殊な設備がある場所(砂山や屋内トラックなど)があります。
やはり合宿では、"そこでしかできない"からこそ意味があります。
差をつけるトレーニングができる点で合宿はまず強みがあると思います。🏋🏻♀️🏋🏻♂️
あとは他校と合同練を行い、ライバル意識を持って練習に取り組めることや他の先生からの指導を仰ぐことができる良さがあります。
県内ならまだしも、他県の強豪校と一緒に練習する機会はこういった場がないとなかなかできないからです。
普段の練習でチームメイト以外の他人と高め合うことはなかなか難しいと思います。
そのため、合同練は合宿を行う上でかなり価値のあることだと思います。
さらに、チームの団結も高まりますね。
何泊もして、キツい練習一緒に超えて最強のリレーチームや自分を作っていく。
一種の"体験"を通じてチームがまとまってくる訳です。
同じ合宿を超えると自然と同族意識が湧いてくる、そんな感じでしょうか。
さらに1日通した練習、さらには3日や4日間しっかり集中した環境に置かれることもメリットだと思います。
学校練では、授業後の練習であることや場所に限りがあることなどから様々な制約を受けます。
時間や場所が制限された中で普段は練習しているんです。⏳
しかし、合宿では本当にやりたいトレーニングを時間かけてみっちりできる。
学校の制約はほとんど受けないので、やりたいように練習ができます。
また合宿では午前練、午後練の2部構成でやっています。
そういった自由度の幅が広がる点で、合宿は強くなる環境が用意されていると思います。
やはり練習の質が高ければ高いほど合宿は得られるものが大きく、アドバンテージとなるんです。
それによって強い学校と弱い学校の差が生まれるのは事実です。
しかし、合宿にはマイナス面もあります。
それを次の章で話しいきます。
2 合宿をするデメリット
まず大きな問題として、ただの満足で終わってしまうことがあると思います。
つまり、合宿をしたこと事態に満足してしまって技術や能力などを何も持ち帰らずに終えてしまうことです。
やった気になって身についていない、あるいはやったことすら覚えていない。
これ色んな人が陥る問題だと思います。
どんな学校、どんな人にも起こりうる事態です。
また、お金がかかること。💸
これも学生にすると大きな問題だと思います。
中には夏、冬2回ずつやる学校もあります。
それが3年、4年続くことを考えるとなかなかの出費です😵
いくら親のお金とはいえ、なかなかの負担になります。
家庭の金銭事情も様々です。そこを踏まえた上で、適切なタイミングや回数を設定しないと無駄になります。
また普段よりは強度の強い練習を行うことが多いため、万全な状態で望まないとかえって故障や怪我を誘発します。
箱根駅伝の有名校であってもしばしば故障の事例を聞きますよね。🎽
どんな種目、チームであっても起こりうる選手生命に関わる問題もついてきます。🏥
こうした問題を理解した上で、合宿に取り組むことをオススメします。
3章では、合宿の代替策を提示します。
『行けないから差がついた』をなくしていきましょう。
3 合宿の代替策
僕と同じように、合宿がなかなかできない学校もあるはずです。
そこで差がついてしまっては、強くなりたいのに制限されて勝てないってことになります。
それじゃあ面白くない。
結局先生の質で決まってしまう。
僕は合宿に代わる代替案を示していきます。
大きく2つです!
まずは、1日練を決行してみること。
僕が高校生の時は、1日練がありました。
午前は競技場で練習して午後は学校練をするみたいな。
当時の練習メニューを書くと、
競技場(午前)
アップ→フリー→流し→スタート→40秒走
学校(午後)
アップ→フリー→補強みっちり(チューブやタイヤ押など)
こんな感じにやっていました。
飯は学校で食ってやれば、合宿に近い環境が生まれますよね。
作ろうと思えば合宿と同じように、1日かけた練習はできるんです。
2つ目は練習場所を開拓すること。
いつもの練習場所ってやること限られませんか?
慣れてきてしまうと、怠慢が出てきます。
私たちがルーティーン化してはいけないもの、それは本練習です。
本練習に慣れてしまうことは、練習の意味を考えなくなってしまいます。
そこで新しい場所や新しい練習を取り込むことで、考えるきっかけを与えるのです。
練習場所に限りがある人は、新しい練習を取り入れるだけでもいいと思います。
それによって、合宿のように"新体験"ができるからです。
この2つを実戦してみるだけでも、合宿に近いさらには合宿と同じようなトレーニングが可能です。
意外にも、合宿がなくとも強くなれる環境づくりは自分たちでできることがわかりましたでしょうか?
それでは、まとめです。
【合宿には他校と差をつけるトレーニングができるメリットがあるが、合宿をすること事態に満足するとむしろ逆効果です。また、合宿ができない環境であっても工夫次第で同じレベルでのトレーニングは可能となります。】
次回は、練習メニューの作り方。📝
考えてメニュー作るチームの方が強くなる可能性を秘めています。
メニュー作りを見直してみませんか?