リレー高速化計画

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(IAAFホームページより)

 

久しぶりに書きました✍️

写真の選手知ってます?アメリカ中距離界のニューホープ!ブレイザー選手🇺🇸

大迫傑さんと同じオレゴンプロジェクトに所属していた選手でもあり、主戦場の800mではダイヤモンドリーグも制覇したすごい選手!ブレイザーのスプリント力の強さにはいつも感動させられます!(長くなりました笑)

 


バタバタ,まとまった時間が取れない等,言い訳はいくらでも浮かびますが普通に書いてなかっただけです。

 


今回はリクエストにあったリレーについてを書いていきたいと思います。

 


今の1年はまともに僕のブログを読むのは初だと思いますが,もう1年ぐらいやってます。

 


さて、話はリレーに戻って。

 


リレーの構造は至ってシンプルですが,吟味していくと実はものすごく深い。

 


まず単純な理解としては、4人の走者がバトンを効率よく繋ぎ400mを走るというものです。

 


多分、多くの人がこの理解でここ10数年やってきていると思います。

 


小学校のリレーから私たちは基本的に進んでいないから。

 


ここに陸上競技としての要素を加えると、、

 


スタブロのセッティング,どの位置でバトンを渡すか,マーカーの基準をどこに定めるのか,危険エリアの設定,各選手の状態,走りのクセ…

 


挙げ出すとキリがないくらい深みが出てきます。

 


つまり、運動会の延長線上にいるランナーとここまでの深みを追求しながら日々意識している人とでは質が変わってくるのです。

 

 

普段、僕はバトンをどう渡すのかやどう次走者がスタートを切るのか、スプリント力のバラつきをどう走順に反映するかは伝えています。

 

 

しかし、あれこれといきなり手を伸ばすのは正ではないと考えているので、まだやりたいことは沢山あります。

 

 

当然、僕にも『こうしたい』という形が存在します。

 

 

ただ、それが必ずしも誰にでも合う特効薬でもないし、むしろそれをチームに合わせて改良していけるかが重要であると考えています。

 

 

冬はその可能性を模索しつつ、新しいカタチを創り上げることができたらと。

 

 

どうやって教えるか、伝えるかは秘密なのでリレーメンバーにしか話さないつもりです🤫

 

 

以前、陸上競技は共有財(経済学でいうコモンズ的な考え)だと話しましたが、チームの特性が表れるスタイルと呼ばれるものは、ある意味で文化資源のようなものなので人に簡単に伝えはしません。

 

 

秘密のレシピはテレビで公開しませんからね。笑

 

 

あとは個人レベルの思考だと思います。

 

 

自分はリレーチームをどうしたいのか。

 

 

リレーは当たり前ですが、全員が主役です。

 

 

速い人が作ると勘違いしている人が多いですが、声を大にしてこれを否定したい。

 

 

あなた自身がリレーチームを作る意識じゃないと勝てるわけがありません。

 

 

4人で1つチームが成立しえなくなるのです。

 

 

天秤の上でバランスを取りたいのに1人だけ変な所にいる感じ。笑

 

 

少なくとも自分はone of themになるためにリレーに命かけてました。

 

 

これで足ちぎれてもいいぐらい。笑

 

 

まあ流石にそれでちぎれても困るので、確固たる意思と大切なことを極限の緊張状態で意識できるかがカギになると思います。

 

 

速い人任せはダメ、自分から攻めて、自分からリレーを作らなあかんよー

 

 

コミュニケーションもそう。

 

 

今他のメンバーがどんな状態なのか、誰が風に弱いのか、天気はどうなのか。

 

 

コミュニケーションを普段から『適切に』取れているかで記録は大きく変動すると思います。

 

 

逆に変動しない強いチームは、普段からコミュニケーションが取れていると考えられますよね。

 

 

こうやって思考を巡らせてみると、なぜ強豪校が強いのか?速い人が速いのか?

 

 

そんなことも自分1人で分かってくるはずです。

 

 

陸上競技で頭を使うのはこういうところ。

 

 

体幹弱いから体幹やろうみたいな単純思考では勝てないのです。

 

 

こんなに考えるのかっていうくらい考えて欲しい。

 

 

リレーはチーム種目ですが、個人レベルで必要な思考がある。

 

 

それをコミュニケーションでチームメイトと擦り合わせるんです。

 

 

そうなると、今からでもやることって多いですよね。

 

 

もちろん駅伝も同じ。

 

 

私たちはリレーと駅伝を短長で区別しがちですが、僕は同じだと思っています。

 

 

結局、コミュニケーションの質がどこまで進んでいるのか、走力の擦り合わせや他のメンバーの状態をどこまで把握できているのか。

 

 

それなしに勝とうとするのは無謀なはずです。

 

 

厳しいことを言うようですが、陸上競技は残酷です。

 

 

記録が出なきゃ負けるんで🙅‍♂️

 

 

だからこそ、集中しないといけないし、普段から頭使ってやるべきことをこなしていかなきゃいけない。

 

 

逆に、それが体現できればどんなに弱いチームであっても春になれば勝機は一気に上がります!💹

 

 

複雑な反面、結果は案外シンプルです。

 

 

リレーで勝ちたいよね?駅伝で勝ちたいよね?

 

 

明日から来年、再来年までこれを意識してください。

 

 

そこからは僕が必ず強くします。

 

 

これまでみんなの先輩と成し遂げてきたからこそ自信持って言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

(いい終わり方したーーーー笑)

 

 

またしっかりブログは書いていきます。ごめんなさい🥲笑