【第17回】2人で強くなる
自分の経験が1番大きいんですが、
2人速い人がいるのは結構あるような気がします。
2人抜けている人がいるっていうのはどんな種目でもあるはずです。
例えば、400mが50秒の人と51秒の人もそう。
また長距離としてのくくりでも、あの子とあの子は2人で高め合っている。など
抜けている2人でどこか競い合うような、負けられない追い越したいような関係性が存在します。
それは強豪校か弱い学校なんか関係ないです。
記録がすごくなくたって、チームという枠組みの中で抜けている2人っていると思うんです。
その2人はなぜ高め合えるのか。
まずは、安心な存在と思うこと。
わかりやすいのはリレー。
俺が引っ張らないといけないけど、あいつもいる。
あいつなら○走を速く走れる。
こんな感じに、リレーメンバーとしてもう1人強い人間がいる安心感は心のどこかにあるはずです。
もう1つは、
恥ずかしさ。
😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶😶
こんな感じになりそうです。笑
でも、自分はここがミソだと思います。
というのも、どちらも(専門種目が違くても)負けられないし差をつけられたくない気持ちがあるはずです。
陸上競技をマジでやっている人は分かると思いますが、
とにかく負けるの悔しい!
差をつけられるのが苦しい!
このどこか恥ずかしさからくる気持ちが何かを生むような気がします。
2人とはいっても、どちらかが速くてどちらかが遅いはずです。
そうなるとどっちにも失敗したレースをすると恥ずかしい感情が湧き上がる機会はあると思うんです。
よく、悔しいから練習に打ち込んだという話もありますがそれはどこか恥ずかしさを感じているからなのかなとも思ったりします。
あくまで、私なりの考えなので人それぞれですが。笑
ただそれをエネルギーにして練習を変えていけるかはまた別の議論。
エネルギーの根源を考え直すことが今回の記事の狙いです。
では他には?
化学反応的な一見分からない潜在的なエネルギーです。
なかなか言葉にすることはできません。
絆というコトバは嘘くさくて自分はあんまり好きではないですが、
何か繋がりを感じるからこそ1人が強くなるともう一方も自分も強くなっていけるような。
見えないinteractive(相互的)関係がエネルギーを作り出しているように思います。
これは科学でも証明できないレベルだと思います。
下手したら信仰でしかないのかもしれません😂
何かが起こるとその先の未来は全部変わってしまうような、何かSF小説を読んでいるような感覚に襲われるような。🛸
先生の教え方がいいから2人で決勝残れるって言い切ったら面白くない。
そんなレベルで決まってしまう陸上競技ならとっくにやめてます。
そうじゃないからこそ、僕はコーチを続けることに価値を見いだせるし、それで実際に変わった。
県選のマイルは僕に自信を与えてくれた。
強くなった2人が2組いたメンバーだったから。
長距離だってそう。
決勝目の前まで来てるのもあの2人が常にどこかで繋がりを持ててるから、恥ずかしさをお互いに見せないことから生まれるエネルギーがあるから。
と、信じています。
ただ、2人で強くなることに意味を見いだすのはなかなか本人たちは難しいです。
見えないエネルギーはジョハリの窓でいう第4の窓ですから。(僕が思うに)
なんも分かんないエネルギーが自分たち2人を突き動かしていると思うと、なんかワクワクしません?笑
自分はそこに陸上競技の面白さがあると信じて今日も教えるし走るし。
身近に2人で高められる人、必ずいるはずです。
探すというよりはもう直感として。
まとめです。
【2人で強くなるのは恥ずかしさや安心感、さらには自分には分からない潜在的なエネルギーも存在しているはず。2人で強くなることは陸上競技の面白さでもあり何か新しいものを生む】
ちょっと今回から、内容量を増やし多少構成も変えてみました。
ちょっとよくはなったかなと。笑
次回は、跳躍・投擲の世界へ!
トラック選手はなかなか分からないと思うけど、フィールドでも激しい闘いが繰り広げられています。
走り幅しかやっていませんでしたが、僕なりに感じたことを中心に書いていけたら。😌